姿勢が関係する論文を探していたら、個人的に面白いモノが出てきたので乗せたいと思います。
大学生の講義中におけるおける座っている時の姿勢に関する調査(P)の結果によるものです。
結論から言うと
- 多くの学生が腰痛に悩まされる
らしいです。
どんな調査だったかというと、大学生を197人集めて、講義中に姿勢の評価を行って、講義終了後にアンケート調査をしてその二つを集計したという調査でした。
- 講義を受けるときの姿勢
- 身長や体重、座高などの体型
- 教卓との距離や教室の広さ
なんかを講義中に調査して、
- 体調や睡眠時間などのコンディション
- 授業の理解度や取り組み意欲
などをアンケート調査にて集計したとのこと。
僕は大学とは縁が無いので知りませんが、この調査した学校では、1コマ90分で行っているらしいです。
結果としては、なんと全体の95.4%が姿勢が良くなかったという数字をたたき出しております。しかも「3講義中2講義がいい姿勢とは認められなかった。」とのこと。
さらに、講義に対する意欲や、内容がどれほど入ってきているか?などの結果もいい姿勢か悪い姿勢かで大きく差が生まれていました。
せっかくお金を払って大学に行っているのだから、しっかり授業を聞いて自分の将来に役立てたいと思う方に耳寄りな情報もありました。
いい姿勢で集中して授業を受けたいなら、教卓からやく2mの範囲にいると意識が保たれて、いい姿勢でいやすいとのこと。約8m離れた場所の生徒と比べると前者が66.7%、後者が52.5%と差が生まれたらしい。なので、前で聞いていた方が断然いいことがわかりますね。
正直2mなんてどの位やねんとは思いましたが、ぜひ伊能忠敬のように、誰もいない間に歩幅で何となく測って、そっと座ってみてください。
最後に、全体の9割が良くない姿勢という事で、将来大学生の大半が腰痛などの障害を患う可能性が高いのではないか?という考察がなされてました。
将来的にデスクワークにつく方がいれば、当然のように可能性が上がると思うと少し恐ろしいので、いい姿勢を意識していこう!と思えるそんな調査でございました。
そうならないためにも、様々な改善策を知っておくことが大切だと思います。
まず、座位の状態は、立位の状態や臥位(寝ている)状態より、脊柱への負担が大きいという事を知っておくことが大切です。
ずっと座っているという状況を作らないために簡単にできるものを考えると、
- スタンディングデスク
- 15分に一度席を立つ
辺りが手ごろかな?と思いました。
まずスタンディングデスクは読んで字のごとく、立って仕事をすることです。そうすることで、血流が滞ることが無くなり、健康になれます。更に、座っている時よりも体を動かしていた方が記憶しやすいことから、手軽に足踏みなんかしながら出来ることも利点です。
ちなみに僕は、家に適当な高さの場所が見当たらなかったので、机に段ボールを乗せて高さ調節をして使っています。
もう一つの15分に一度席を立つというのも、原理は同じで、血流が滞らなくなります。スタンディングデスクのできない仕事場で行うことで、こっそり健康的になれるという技になっております。
まずは、姿勢を正すことから始めて、障害のないいい人生を過ごしましょう。ってところで今回は以上です。
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