夢と金
お金が無いと首が回らない現代で。どうやってお金を捻出しようか?にフォーカスした1冊。
「ファーストクラスやグリーン車がなぜあるのか?」から始まり、収益を得るために広く考えることを学べるし、「ラグジュアリーとプレミアムがどう違うのか?」「では、どちらを目指すべきか?」などためになることが多かった。
自身の宣伝がモリモリに入ってくるが、その宣伝の仕方、集客の仕方も含めて学ばせてもらった。
世界一わかりやすいコミュニケーションの教科書
コミュニケーションのテクニックを多く教えてくれた1冊。
コミュニケーション系の本によく書いてあることをまとめて、芸人の体験談を交えて出したって感じがします。文量が少ないのに、ノウハウたっぷりだった。
話したい事の中から、本当に伝えたい部分を5枚の紙芝居にまとめてから話すと伝わりやすいというノウハウは、支離滅裂の話をしてしまう私にとってとても役立つアドバイスだった。
「聞くこと・褒めること」がやはり大切と学べる1冊だった。
オールカラー 知識ゼロから読めるようになる! 決算書「超」入門
決算書を読めるようになって、企業を見る目を養って株に活かそうと思って手に取った1冊。
オールカラーで見やすくて、決算書の基本的なところは大体学べる。
安全性をチェックするのに使う自己資本比率や流動比率に加え、収益性、効率性を計る計算方法が一覧で掲載されていてとても助かった。
マンガも挿入されていて入門書としていい1冊だった。
イシューからはじめよ
以前より気になっていて、やっと読めた1冊。
超ざっくりすると「問題定義の段階で成果は決まってくるから、芯をくった問題定義を目指そう!」って感じの本かなぁって思った。
マーケティング・プレゼンなどで役立つ考え方が中心的で、大学生や社会人には読んで損は無いなと思った。
「正解も不正解もない」中で回答を迫られている方にはとてもいい1冊だと思った。
私もプレゼンしたり、問題を見極めていく機会に遭遇したらもう一度読み直そうと思った。
黒牢城
直木賞をとったミステリー小説。「最近小説読んでないな」と思い手に取ったのがこちらでした。
織田信長を裏切り毛利家に寝返った荒木村重が、織田軍に攻められ籠城をする1年間の間に場内でおきる問題を推理解決するという斬新なフォーマットは面白かった。
あと一歩謎が解けない村重に対し、牢屋の中から解決のヒントを出す黒田官兵衛という構図は「羊たちの沈黙」と同じだな~と思いながら読んでいた。
読み進めるほどに官兵衛が腹の底が見えない男として描かれ、ハンニバル・レクターとまるっきり同じような人間に見えてきて、失礼ながら作者は「羊たちの沈黙」見ながら執筆したのかとすら思った。
ヤバイ集中力
1日ぶっ通しなんて聞いたら読まずにはいられなかった1冊。
目指せ12時間勉強と思って読んだら、知っている知識もあったが、有益な事ばかりだった。
以前まで意志力は減るものだから、毎日リソースは大事にしようと考えていたし、ブドウ糖を多く使うから回復のためにラムネをバリバリと食べていたけど、どうやらあんまり関係ないらしいと知れたのが一番の収穫だった。
運の方程式
「人生の成功は能力じゃなくて運なんじゃない?」って実験結果を踏まえつつ、幸運を方程式にしてしまう言語化能力が惚れ惚れな1冊。
方程式の質と量を高めることで、幸運を得る確率が上がっていく。実力を一切考えず全て運という本の進み方は面白かった。
やはり人脈と行動こそすべてという結果に帰結したような気もした。
自由になるための技術 リベラルアーツ
これからの時代を生き抜くのに必要なのは、論理的な考え方や合理性よりも、美意識や自身のアイデンティティを強く持つことだ!といった内容。
美意識やアイデンティティは哲学や歴史、アートなど物差しで測れるものではないジャンルに触れることで養うことができるとして、その手の著名な方との対談を本にしている。
確かに教養や知識を頭に入れておくことで、前例や考え方を取り込むことができて、大切な判断を誤りずらくなるのは理解できる。
しかし、個人的には論理的・合理的な考えができる「ある程度経験を積んだ土台のある人」がこのフェーズにたどり着くのだろうと思った。
しかし広く様々なことを学ぶメリットは理解できた。
今の私には美意識が大事というのもわかるが、自己実現のためには哲学よりも先に頭に入れるべきことがあるなと感じた。
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