組み合わせるだけで成果アップ!?大きな効果を生み出す「インターリーブ学習法」

同じことを何度も反復して復習する。これはとても大切なことです。なぜなら人間の脳は繰り返し学習することで段々と記憶に定着していくからです。

しかし、勉強法はそれだけではありません。もし、何度も反復して勉強しているのにあまり成果が出ていないのなら、違う手を試すのはどうでしょうか?

今回は、「変化」がテーマの勉強法。インターリーブ学習法をご紹介します。

インターリーブ学習法とは

まずは、根本理解という事で、語源から知っていたただければ幸いです。

そもそもインターリーブとは

まず、インターリーブという言葉はご存じですか?調べていると

インターリーブまたはインターリービングInterleaving)は計算機科学電気通信において、データを何らかの領域(空間、時間、周波数など)で不連続な形で配置し、性能を向上させる技法を指す。

引用元:Wikipedia

とあるので元々は、コンピューターなどの性能を向上させるために使われていた言葉という事がわかります。また、認証心理学の分野では、勉強中に関連性はあるが違う事を混ぜることをインターリーブと言います。

この方法は今に始まった話ではなく、昔から用いられていたテクニックで音楽やスポーツをする上でよく使われていました。

音楽を例にとれば、音楽理論、聴音、曲の演奏、曲の分析などを代わるがわる行います。スポーツでも反復的に同じ動きをしていると体の筋肉が硬くなったり、悪い癖がついてしまう恐れがあるので、短時間に区切り様々なトレーニングをするように推奨されています。

インターリーブ勉強法の効果

インターリーブ勉強法は、違う事を代わりばんこに勉強していくので、集中がその都度途切れてしまい、学習効果があまりないのではないか?と思うかもしれません。

しかし、違う事を勉強するメリットとして、脳が退屈しないという点があります。人間の脳は興奮状態にあると記憶力が向上するという性質を持っています。

同じ勉強を何時間もしていても脳は退屈していく一方です。なかなか新しい刺激は入ってこないでしょう。しかも、根本的に長時間集中することは人間的に不可能です。一般的には90分が限界とされていますし。

そこで変化を加えることで、脳にいい刺激となり、気分も変わるので集中して勉強できるというわけです。メリハリも付くので、それぞれの内容が鮮明に記憶されます。

いつもの勉強に変化をもたらそう

では、具体的にどのようにしてインターリーブ学習法を取り入れていくのか、ご紹介いたします。やり方はとっても簡単です。

勉強している事とは別のことを差し込み、変化をつけることです。ただし、気を付けて欲しいことが1つあって、あまりにも関連性が無いものを混ぜないようにしてください。脳に定着しづらく学習効率は低くなると思われます。

例えば、数学の勉強と芸術の勉強を交互に行っても、あまり関連性は見られません。(もしかしたらあるかもしれませんが。。。)

なので、前者と何かしら関わりのあるものであることを意識して勉強するとグッドです。

英語を勉強しているのであれば、30分英単語→30分リスニング→30分英文法、そして休憩といったような感じで、一定時間ずつ区切って集中力の限界90分になったら長めに休憩を取るという方法を取るといいのではないかと思います。

同じことを長時間行うのではなく、あらかじめ時間を決めておいて、時間が来たら次に取り組むようにすると迷う事もなくスムーズに進められると思います。

最後に

インターリーブ学習法は、関連性のあることを代わるがわる勉強するというたったそれだけ勉強法です。

マンネリ化して何か新しい空気を吹き込みたいという方や、長い事集中して勉強できないという方はぜひ試してみてください。

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