ポートフォリオとは?~その意味と様々な場面での使われ方~

最近、投資や株について大分スポットライトが当たってきたような気がしています。

そんな僕も1年前、「お金欲しいわぁ」と思って手を出したのが、『投資』という選択肢でした。

即、本屋さんで「貯金感覚でできる3000円投資生活 デラックス」を買った記憶があります。

結果としては、今もお金持ちにはまるでなれていませんが、少しづつ投資の世界を知るべく勉強中です。

今回はそんな中で、初めての人が眉をひそめそうな用語ポートフォリオについて書いていこうと思います。

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ポートフォリオの意味

ポートフォリオ(Portfolio)とは、日本語に直訳すると、「紙入れ」「札入れ」「書類入れ」のような意味を持ちます。

大雑把に言えば、「書類を運ぶためのケース」という事ですね。かばんやファイルなんかがそれに該当します。

さらに、集められた情報や資料そのものをポートフォリオと言ったりもするようです。

ポートフォリオの語源

Portfolio(ポートフォリオ)は英語ですが、語源はイタリア語のPortafoglio(ポルタフォリオ)という単語です。

イタリア語で財布を意味していて、実際に、楽天やAmazonで Portafoglio と検索すると財布がずらっと出てきます。なんかワクワクしました。

さてそんなことはさておき、、、

場面によって変わる使われ方

ポートフォリオという言葉が、どういった意味を持つのか見てきましたが、果たしてどのように使われるのか、どのような意味を持ち合わせるのか、それぞれの場面を見ていきたいと思います。

投資・金融関係の場合

投資・金融の場合に使われるポートフォリオは、現金、預金、株式、債券、不動産などの自分が持っている商品の一覧や組み合わせを指します。

投資家はリスクを管理するために自分の資産を様々な金融商品に分散します。なぜ分散するのかというと、投資は、株に投資すれば株価が、債券に投資すれば金利が毎日上昇したり、降下します。

もし世界恐慌のような不況に陥ってしまったら当然、株価は下がります。この時全ての資産を株にしている人は、資産を一時的に大きく失ってしまうことになります。

たとえ大富豪だったとしても、一夜にして大貧民に格下げになってしまうわけです。(そして、強いカードを二枚大富豪に渡さなければなりません。)おっと失礼。。。

この時、株と債券に半分ずつ資産を分けていたら、株価が下落しても比較的安全とされている債権は上昇する傾向にあるので、少なくとも大貧民になることは無くなります。

実際は、この他にも預金や不動産に振り分けてリスクを分散し、最もリターン(利益)が大きくてリスク(損失)が少ないであろうという組み合わせを目指すわけです。つまりその組み合わせたもの、そして組み合わせるパズルのピース(株式、債券、預金etc)が金融業界におけるポートフォリオです。

学校・教育関係の場合

学校・教育の場合の使われ方は、個人を評価するツールとして使われます。これをパーソナルポートフォリオと呼びます。

具体的には、生徒が学習過程で残したレポートや試験用紙、様子を記録した動画や画像などをファイルに入れて保存しておく評価方法です。

学校でのテストの点数や、IQなどでは測れない部分も見て、総合的な判断をするために用いられます。

ザックリいえば、内申票の隅の「〇〇君はこんなところを頑張っていました」という先生からの一言のすごいバージョンって感じかなと思いました。

まとめると、評価をする上で集められた資料、もしくは評価する方法のことを教育業界でのポートフォリオと呼びます。

就活・転職関係の場合

就活・転職における使われ方は、自分の実績や力量を示して評価してもらうために作る「作品集」です。

webデザイナーを例に挙げると、自分の作ったオシャレなサイトなんかを作成すること、それを企業にアピールすることがそれにあたります。

今の時代、履歴書と共にポートフォリオと提出を求める企業もあるので、書類選考の段階で落とされてしまう、なんてこともあるようです。

なんと怖い時代なのでしょう。。。

学力や学歴なんかも大切ですが、一体この人はどんな人間なのか?どんな能力があるのか?というところをアピールするのに大切になってきます。この大切な作品集が就職・転職におけるポートフォリオです。

まとめ

今回は、ポートフォリオの意味や語源、様々な場面での使われ方なんかを書いてきました。僕は最初金融的な場合しか知らなかったので、調べてみるとたくさんあることに驚きました。

皆さんも、今後この単語が出てきたら、「こんな意味なのかー」と理解しながらも、「語源は財布って意味らしいぜっ」っとぜひ自慢してみてください。

加えて、ポートフォリオ理論について詳しく書いた記事を載せておくので、投資に興味のある方は見てみてください。

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