スマホから解放されて、自分を取り戻す時間術 その2

brown hourglass on brown wooden table
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前回、大まかなやり方を書きましたが、今回は具体的な部分を書いていきたいと思います。

前回の記事→→スマホから解放されて、自分を取り戻す時間術 その1

ではいきましょう!

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メインクエストの決め方

まず、目安の時間としては、60分~90分が目安です。人間が極限の集中力を発揮するには、60分以上が必要で、90分以上は休憩が必要となるからです。

何を設定すればいいのかは、つぎの3つの観点から選んでみてください。

1.緊急性

今日中に終わらせる必要があるものは何か?締め切りが迫っているものがあったら、真っ先にそれをメインクエストにしましょう。

会議資料の作成や、お子さんが締め切り間近になって急に提出物を用意しなければいけなくなった、なんて時は早く行うべきでしょうから、そちらを優先しましょう。

2.満足感

一日を振り返って「今日はいい日だった!」と思えることはなんだろうか。と、考えましょう。1.の緊急性は、やらなければならないことだが、今度はやりたいことに焦点を合わせて設定しましょう。

自分の将来の目標に向けての行動、ずっとやってみたかった事 etc…

「いつか」やろうと思っていたことに、今取り組んじゃいましょう!

3.喜び

他人から理解されなくても、周りに何と思われようと、あなたが楽しいならそれは正解です。(倫理観は守らなきゃいけませんが。。。)効率的に生活することを一旦忘れて、休憩するのも大切ですよね。

家族と一家団欒で食事を楽しむ、ピアノで一曲弾けるようになる、なんて些細なことでも、全然大丈夫です。

これらを基準にしますが、もし迷った場合や絞りにくいと思ったら、自分の直感で選んでください。直感で選ぶことが一番大事です

余談ですが、直感的に選ぶか、論理的に選ぶか、という事を考えると、直感で選んだ方が後悔は少ないという話もあるので、思う存分直感を働かせてください!

メインクエストが決まったら

決まったらすべきことが、大きく分けて2つあります。

1つ目は、「書く」という事。付箋やメモ帳、ノートなど、とにかく書き出すことです。余裕がある方は、一日のスケジュールを作って、実際と比べてどうだったかを比べるのもアリだと思います。

2つ目は、「守る」という事。自分が予定に組み込んだ時間帯は意地でも守って、実行することです。そうすることで、小さなことでも自分との約束が守れたという事が、自信に繋がっていきます。

全力で集中するために

次にクエスト達成に向けて全力で集中します。

全力で一点に集中すると言いましたが、ここで根底として覚えておいて頂きたいことがあります。それは、「意志の力」では決してスマホやアプリに敵わないことです。
なぜなら、それらのスマホ、アプリ制作企業は、人類に根づいているDNAという決して抗いようの無い物に準じているからです。

人間は太古の時代より狩猟民族として育ってきたため、外敵から身を守るために、注意を払ってしまうことになります。


また、生活が安定しているわけでは無い昔の人々は、食料が取れないとき、落ち込んでいる暇はありません。生き抜いていけないからです。なので「きっとどこかで獲物と遭遇するかもしれない」と期待しました。そして巡り合えた時、大喜びする。そんな祖先達によって、我々のDNAにドーパミンという物質が刻み込まれています。

それを利用した代表的なものが、通知です。

注意を払ってしまうことで、通知に目が行き、誰かから反応があることで、脳の報酬系というところからドーパミンが放出される。さらにドーパミンによって得た快感が中毒になってしまう。そんなスパイラルが形成されています。

ちなみに、ドーパミンは報酬の大きさではなく、期待値に対してどうだったかで決まるそうです。例えば、お母さんのお手伝いをした子供が、「100円くれたらいいな」と思っているところに、お母さんがいつも手伝ってくれるからと、500円をくれた時は分泌されやすいが、「1000円くれたらいいな」と思って、100円をもらった時は、ドーパミンは分泌されないようです。

具体的な方法

全力で集中するために、施したい処置を一部紹介します。

SNSを全て消す

FacebookやInstagram、YouTube、ニュースアプリを全て消してみる。中毒になっている人は、辛く感じることと思います。ですが、一日の中でどれほどの時間をSNSやアプリに費やしてきたかがわかります。まずは24時間試してみてください。びっくりするほど、心が軽くなります。

ログアウトする

SNSを全て消すことが辛いという人には、使ったら毎回ログアウトすることをお勧めします。食べたものを記入するダイエットと同じようなもので、一々ログインすることが面倒になるため使わなくなります。あえてちょっと不便にする一工夫が大事です。

通知をオフにする

それでも、「毎日見ないとシンドイぞ!」という方には、通知を設定からオフにしてみましょう。先に述べた通り、注意を引こうとする通知を見えなくするだけでも効果アリです。

ニュースを毎日見ない

毎日たくさんのニュースが我々には舞い込んできますが、基本的にはどうでもいい話であったり、注意を引こうとしているものがたくさんあります。果たしてこの中で一週間たった時、必要になるニュースはそのくらいあるのでしょう?

なので、一週間に一度、浮き上がってきた重要なニュースをチェックすることをしてみるのはいかがでしょう?

テレビを見ずらくする

本来、テレビを見るときは、テレビと正対して見るものではありますが、あえてそれを見ずらい位置に移動させるというものです。こうすると自然と日々の動線の中から、何気なくテレビを見ることが排除され、意識して見なきゃいけなくなります。

ログアウトと同じく、面倒になって見る回数が減り、その分の時間を確保できます。

回復するために

先ほども出てきた太古の昔の人々。ウホウホとバブルス君のようにしていた狩猟採集の時代から、今日まで、生活様式は定住するところから始まり様々発展を遂げましたが、現代人もウホウホ時代も同じホモサピエンスであることに変わりはありません。

よって、ウホウホ時代の生活に、きもーちよってみることで健康的に生活が出来るようになるかもですよ。

毎日運動をしよう

獲物を求めて、歩いて走ってをしてきた訳ですから、やはり体を動かすのはたくさんのメリットを含みます。どの程度運動しなければいけないのか、なんてことは気にせず、15分ほどウォーキングするでもいいですし、4分間のHIIT トレーニングなどでもいいでしょう。

ここで大切なのは、どんなに軽い運動でも毎日続けることです。無理のない範囲で始めてみては。。。

ちょこっと断食をする

そう、ほんとにちょこっとです。朝食を抜いてみる。間食をやめる。こんな感じです。空腹は、集中力を高めたり、体温が上昇するので、免疫力が高まったりします。一度お試しを。

メモを取り改善する

さて最後です。今日一日自分がクリアしようと思って設定した、メインクエストはクリアできたのか?どの位集中して取り組めたのか?それらを記録していくことになります。毎日面倒と思いますが、続けるといつしかそれは自分だけのデータとして蓄積され、傾向や対策を打ちやすくなると思います。

GAFAのような企業がビックデータを解析して利用するように、毎日の記録で自分がどういう人間か解析するのは、役立つのではないかと思います。

ぜひ、自分を心の底から理解して、思い描く未来に邁進していきましょう。ありがとうございました。

<前回の記事>

スマホから解放されて、自分を取り戻す時間術 その1

<参考>

時間術大全――人生が本当に変わる「87の時間ワザ」

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