電子書籍を読むデバイスの種類と特徴
電子書籍を読むためのデバイスは、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの特徴を理解して、自分の読書スタイルに合ったものを選びましょう。
1. 電子書籍専用リーダー(E-inkタイプ)
特徴
- E-ink(電子インク)技術で紙の本のような見た目
- 目に優しく、長時間読書しても疲れにくい
- バッテリー持続時間が数週間と長い
- 屋外でも画面が見やすい
- 軽量で持ち運びやすい
注意点
漫画のように電子インクの表示面をたくさん入れ替える必要があるものは、ページの切り替わりに時間がかかり画面が白黒にちらついて見えるため、漫画読書には不向きです。
2. タブレット(iPad・Android)
特徴
- カラー表示で漫画や雑誌に最適
- 動画や音楽、ゲームなど多機能
- ページめくりがスムーズ
- 書き込み機能(Apple Pencilなど)
- 様々なアプリに対応
注意点
- 使い方によってはバッテリー消費が早い
- 長時間使用で目が疲れやすい
- 通知などで読書に集中できない場合がある
3. スマートフォン
特徴
- 常に持ち歩くため手軽
- 通勤・通学時の隙間時間に最適
- 無料アプリが豊富
注意点
- 画面が小さく長時間読書には不向き
- 集中力が散漫になりやすい
電子書籍リーダーの選び方|重要な5つのポイント

1. 読書する本の種類で選ぶ
小説・実用書メイン
- 6~7インチの電子書籍専用リーダー
- E-inkで目に優しい読書体験
漫画・雑誌メイン
- 8~11インチのタブレット
- カラー表示でスムーズなページめくり
PDF・技術書
- 10インチ以上の大画面タブレット
- 書き込み機能があると便利
2. 画面サイズで選ぶ
6~7インチ
- 文庫本感覚で片手読書が可能
- 電子書籍専用リーダーに多いサイズ
8~10インチ
- 見開き表示に適したサイズ
- 漫画や雑誌読書に最適
11インチ以上
- 大型の技術書やPDF閲覧に便利
- 在宅ワークでの資料閲覧にも対応
3. ストレージ容量で選ぶ
- 8~16GB:小説中心(約8,000~16,000冊)
- 32GB以上:漫画や雑誌を多数保存
- 128GB以上:動画や音楽も楽しみたい場合
4. 接続方法で選ぶ
- Wi-Fiモデル:自宅中心の利用
- セルラーモデル:外出先でも書籍購入・ダウンロード
5. 予算で選ぶ
- 2万円以下:エントリーモデル
- 2~5万円:高機能モデル
- 5万円以上:プレミアムモデル
【2025年最新】おすすめ電子書籍リーダー比較
Amazon Kindle シリーズ(電子書籍専用)
1. Kindle(第11世代・2024年モデル)
基本スペック
- 画面サイズ:6インチ
- ストレージ:16GB
- 防水:非対応
- 価格:19,980円(税込)
おすすめポイント
- 前モデルより25%明るいフロントライト
- エントリーモデルとして最適
- 軽量(約158g)で持ち運び便利
- USB-C対応、一度のフル充電で最大6週間続くバッテリー。
こんな人におすすめ
- 初めて電子書籍リーダーを購入
- 小説中心の読書スタイル
- コストを抑えたい
2. Kindle Paperwhite(第12世代・2024年モデル)
基本スペック
- 画面サイズ:6.8インチ
- ストレージ:16GB/32GB
- 防水:IPX8等級
- 価格:21,980円(16GB)/ 24,980円(32GB)
おすすめポイント
- 防水機能でお風呂読書可能
- 最も人気の高いバランス型モデル
- 色調調節ライト搭載
- USB-C対応、一度のフル充電で最大12週間続くバッテリー。
こんな人におすすめ
- バランスの取れた機能を求める
- お風呂やプールサイドで読書
- 最も売れているモデルを選びたい
3. Kindle Scribe(2024年モデル)
基本スペック
- 画面サイズ:10.2インチ
- ストレージ:16GB/32GB/64GB
- 防水:非対応
- 価格:56,980円(16GB)~64,980円(64GB)
おすすめポイント
- 多彩なノート機能
- 本棚+ノートが一つで完結
- 大画面で本やPDFに直接書き込み可能
- Amazon製プレミアムペン付属
こんな人におすすめ
- 仕事でPDFを多用
- 本にメモを書き込みたい
- 大画面での読書を好む
Kindle Unlimitedで読書体験をさらに充実させよう

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楽天 Kobo シリーズ(電子書籍専用)
Kobo Clara Colour(2025年モデル)
基本スペック
- 画面サイズ:6インチ
- ストレージ:16GB
- 防水:IPX8等級
- 価格:25,000円(税込)程度
おすすめポイント
- カラー表示対応のE-inkディスプレイ
- 本に直接書き込める
- 防水機能付き
こんな人におすすめ
- 楽天ユーザー
- カラー表示のE-inkを体験したい
- 楽天ポイントを活用したい
Kobo Libra Colour(2025年モデル)
基本スペック
- 画面サイズ:7インチ
- ストレージ:32GB
- 防水:IPX8等級
- 価格:36,800円(税込)
おすすめポイント
- カラー表示対応の7インチ大画面
- ページめくりボタン搭載で片手操作が快適
- 防水機能でお風呂読書も安心
- 楽天ポイントが貯まる・使える
こんな人におすすめ
- 大きめの画面でカラー表示を楽しみたい
- ページめくりボタンで片手を自由にしたい
- 楽天ユーザーで7インチサイズを求める
楽天Koboをお得に購入するなら楽天市場がおすすめ

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【2025年最新】おすすめタブレット比較
Apple iPad シリーズ
1. iPad mini
基本スペック
- 画面サイズ:8.3インチ
- ストレージ:128GB / 256GB / 512GB
- 価格:78,800円~
おすすめポイント
- 大きさ、重量がちょうどよく、持ち歩いたり電子書籍を利用するのに適している
- Apple Pencil対応
- iPad本体のサイズ感も文庫本の見開きに近く、片手で利用することも可能
こんな人におすすめ
- 漫画・雑誌をメインで読む
- 持ち運びを重視したい
- Apple Pencilでメモを取りたい
2. iPad Air
基本スペック
- 画面サイズ:11インチ または 13インチ Liquid Retinaディスプレイ
- ストレージ:128GB / 256GB / 512GB / 1TB
- 価格:98,800円~
おすすめポイント
- 大画面で雑誌や技術書に最適
- M3チップ搭載で高性能
- Apple Pencil対応
こんな人におすすめ
- 雑誌や大判書籍を読む
- 動画視聴も楽しみたい
- クリエイティブ作業もしたい
3. iPad Pro
基本スペック
- 画面サイズ:11インチ または 13インチ
- ストレージ:128GB~2TB
- 価格:172,800円~
おすすめポイント
- 最大画面サイズでPDF閲覧に最適
- M4チップ搭載で最高性能
- ProMotionテクノロジー搭載
こんな人におすすめ
- 大型技術書やPDFを頻繁に読む
- なんでもサクサク動いて欲しい
- プロ用途での使用を考えている
- 予算に余裕がある
Android タブレット
1. Galaxy Tab A9+
基本スペック
- 画面サイズ:11インチ TFT(120Hz対応)
- ストレージ:64GB / 128GB(microSD対応、最大1TB拡張可)
- 価格:約35,000円〜
おすすめポイント
- 11インチ大画面&120Hz対応でスムーズな表示
- Snapdragon搭載で日常利用には十分な性能
- Dolby Atmos対応のステレオスピーカー
- Sペンには非対応ながら、動画視聴・読書・学習向けに最適
- 防水機能はないが、コストパフォーマンスが非常に高い
こんな人におすすめ
- コスパ重視で大画面タブレットを探している人
- 読書や動画視聴、学習をメインに使いたい人
- サブ端末や家族共有用として使いたい人
- Androidの自由度を活かして使いたい人
個人的に価格を抑えつつ、読書の他にも簡単な日常使いをしたい程度ならGalaxy Tab A9+は結構おすすめ!!
2. OPPO Pad 2
基本スペック
- 画面サイズ:11.6インチ(2800×2000、144Hz、白銀比7:5)
- ストレージ:128GB/256GB/ 512GB
- 価格:約50,000円~
おすすめポイント
- 業界初となる7:5の白銀比ディスプレイを採用。この比率は書籍や文書に近く、電子書籍やウェブブラウジングなどに適している
- 最大144Hzの高リフレッシュレートでスクロールが滑らか
- Dolby Vision & Dolby Atmos対応で映像・音も高品質
- 高性能チップ(Dimensity 9000)でマルチタスクにも対応
- **専用スタイラスとキーボード(別売)**にも対応
こんな人におすすめ
- 書籍に最適化された画面比率を求める
- Androidの自由度を活用したい
- コスパの高いハイスペック端末を探している人
- 中国版・海外端末の利用に抵抗がない人
3. Lenovo Tab P12

基本スペック
- 画面サイズ:12.7インチ3K解像度(2944×1840、60Hz)
- ストレージ:128GB/256GB
- 価格:約60,000円~
おすすめポイント
- 12.7インチの大画面で雑誌・技術書に最適
- Dolby Atmos対応の4スピーカーで音響も充実
- マルチウィンドウ対応&キーボード別売対応で学習・仕事に活躍
- コストを抑えながらも大画面タブレット体験ができる
- Android 13搭載で長期的な使用にも対応
こんな人におすすめ
- 技術書や雑誌を大画面で快適に読みたい人
- 仕事や学習にもタブレットを活用したい人
- 価格を抑えつつも高機能な端末を求める人
- PCの代わりに簡易的な作業ができるタブレットを探している人
Microsoft Surface シリーズ
Surface Pro 11
基本スペック
- 画面サイズ:13インチ PixelSense Flow(2880×1920、最大120Hz)
- ストレージ:256GB / 512GB / 1TB(SSD)
- 価格:約150,000円~
おすすめポイント
- Windows 11搭載でPCと同様に使用可能
- Snapdragon Xシリーズ搭載で高効率・省電力
- Copilot+ AI機能搭載で次世代AI活用に対応
- Surface Pen(別売)とキーボード対応で入力自由自在
- 有機ELモデルも選択可能で表示も美麗
こんな人におすすめ
- 本格的なPC作業や文書作成をしたい人
- PDFや技術書を読みつつメモを取りたい人
- タブレットとノートPCを1台で済ませたい人
- AI活用や最新Windows機能を使いこなしたい人
用途別おすすめデバイス
小説・実用書中心の読書
1位:Kindle Paperwhite ▲詳細へ
- 防水機能付きで安心
- 目に優しいE-inkディスプレイ
- 価格と機能のバランスが良い
2位:Kindle(第11世代)▲詳細へ
- 最もコストパフォーマンスが高い
- 軽量で持ち運びやすい
- 初心者におすすめ
漫画・雑誌中心の読書
1位:iPad mini ▲詳細へ
- サイズ感が漫画に最適
- カラー表示で美しい
- 持ち運びやすい
2位:Galaxy Tab A9+ ▲詳細へ
- 11インチ大画面&120Hz対応でスムーズな表示
- Snapdragon搭載で日常利用には十分な性能
- Dolby Atmos対応のステレオスピーカー
PDF・技術書中心の読書
1位:iPad Pro(12.9インチ)▲詳細へ
- 大画面で見やすい
- Apple Pencilで書き込み
- 高性能で快適
2位:Kindle Scribe ▲詳細へ
- 目に優しいE-ink
- 手書きメモ機能
- 専用ペン付属
予算重視の選び方
2万円以下
- Kindle(第11世代):19,980円 ▲詳細へ
- 中古iPad:約15,000円~
3万円以下
5万円以下
- 中古iPad Air:約40,000円~
- OPPO Pad 2:約50,000円 ▲詳細へ
電子書籍リーダーを安く購入する方法
セール時期を狙う
- プライムデー(7月):プライム会員限定
- ブラックフライデー(11月):最大30%OFF
- 初売りセール(1月):福袋も登場
- タイムセール祭り:不定期開催
Apple製品セール
- 学割:学生・教職員向け
- 整備済製品:Apple公式の中古品
- 量販店セール:ポイント還元あり
楽天スーパーセール
- 3ヶ月ごとに開催
- エントリー&買い回りで大量ポイントゲット
- 各店舗セール商品がたくさん
まとめ:あなたに最適な電子書籍リーダーを選ぼう
電子書籍リーダー選びは、読書スタイルと予算に合わせることが重要です。
やはり紙に似た質感を求めていたり、読書以外に使う予定が無いのなら、kindleやkoboのリーダーを検討するのがいいのではないかと思います。
最後に個人的おすすめ3選
読書初心者・小説中心 → Kindle Paperwhite
コスト重視 → Kindle(第11世代)
タブレット&コスパ重視 → Galaxy Tab A9+
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