やるべき勉強や,締め切りの近づく仕事があるのに、すぐ手が付けられない、なかなか捗らない。皆さんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?また、せっかくやっているのになかなか進んでいない現状を見ると、不安や焦りを感じますよね?そこで今回は、集中力の押さえておきたい基本的な部分と、効率的に過ごせる方法をお教えします。
1.そもそも集中力ってどこから来るの?
集中力は、脳にある前頭葉の考える力や、感情を起伏を操る力から生まれます。「ウィルパワー」なんて呼ばれるこの力ですが、実は、その総量は決まっているのされています。さらに、この力の出どころは、「前頭葉」しかありません。そう、1つだけです。
つまり、ここで押さえておいてほしいのは、出どころは1つなので、目的と関連性のない出来事も、ウィルパワーは消耗し続けているということです。「勉強」「掃除」「洗濯」「通勤通学」etc..すべてで消費するわけです。
そこで必要になってくることは、この「集中力」を日々強化し、なおかつ、「集中力」を消耗してしまう機会を削減していくことが大切となってきます。
2.人間の集中力の限界
一般的には人間の集中力の持続させることのできる限界は、90分だと言われています。かなりトレーニングを積んだ方でも120分が限界とされています。また、大人の平均持続力は、50分と言われています。しかし、ずーっと集中できているかと言われれば、そうでは無く、波があります。
その波をうまく理解し、自分に合った方法を探し出すことが大切です。というか、そう思います。
3.我々から集中力を奪うもの
人の脳は、「意思決定」によってウィルパワーを消費していくとされています。人は、一日に平均70回程、選択をするらしく、回数が増えれば増えるほど、もちろん脳は疲れていきます。
スティーブジョブズが、いつも同じ服を着ていたのは、朝「服何着ようかなぁ」という選択を排除するためです。一日のうちにたくさんの決断を迫られる彼は、仕事に選択する機会をたくさん残せるように、そうしていました。
「さすがにそこまでは、、、」「オシャレも楽しみたいし」という方は多くいらっっ者ると思います。そこで、日常でできる選択の削減の方法を一つ書いておきたいと思います。ぜひやってみてください!それは
先延ばしをしない
これは非常に大切です。なぜなら、先延ばしをしているという状況は、常に頭の片隅にやりたいことを考えている状態。一人暮らしの大学生を例にとると、締め切りの近いレポートを書かなければいけないのに、部屋が汚いからと掃除したり、食材の買い出しに行ったりしている間にもいつも片隅にはレポートが頭をよぎる。
こうしていると、一度考えては、止めるということを繰り返すことになるため、小さな選択の連続となり、想像以上に集中力(ウィルパワー)を消耗することになるからです。
なので、思い立ったらすぐやってしまうか、紙に書いて一度忘れることをお勧めします!ちなみに自分は、ホワイトボードに書いています。気軽に書けて、消せて便利です。100均にもあるのでぜひ興味がございましたら。。。
上手に生きる賢い時間術
さて、ここから最大限に集中力を生かすためのテクニックです。
目的と関係ないものは視界に入れない
勉強をしていたけれど、友達からのlineの通知で携帯を見てしまった。何気なく目に入った本や漫画を読んでしまった。なんてことないでしょうか?
人は何かに集中し始める時が一番集中力を必要とします。そのため、自分の勉強机、作業スペースなどには、気が散るものや、作業の妨げになるものは置かず、キレイにしておくことが大切です。
こうすることで、対象が一点にしか向かず、何度も集中するなんてことが起こらず、とても仕事は捗(はかど)ります。
ポモドーロテクニックを使う
比較的有名なテクニックだと自分は思っていますが、25分集中、5分休憩を繰り返すやり方です。また、「25分よりも集中して取り組めるぞ!」という方は時間を少し伸ばしてみるのもいいですし、逆に長く続かないという方は、15分ほどから始めてみるのもいいと思います。このテクニックのコツは「1つのこと」に集中することです。そして、時間が来たら、途中でも、絶対手を止め、休む。
こうすることで、途中の作業を進めようと、やる気が出やすいです。なお休む時は、脳が、休むことを意識してください。携帯や、パソコンなどはご法度です。瞑想や、外の景色を見るなど、脳を休めながら、リフレッシュすることを考えてみてください。
20分以内の仮眠を取る
15~20分程の昼寝をすることで、約3時間ほどの睡眠をとったと同じ効果を発揮すると言われています。これを「パワーナップ」といい、アメリカGoogleやappleなんかも取り入れている手法です。こうすることで、集中力、ウィルパワーを回復させ、いいコンディションで、仕事や勉強に向かっていけます。
寝ている間は、疲労回復、損傷した細胞の補強などを行うため、積極的に取り入れて元気に午後からも頑張ってください。
たくさん試して、自分に合った時間管理法を
ここまで、いくつか方法をご紹介させていただきましたが、生活習慣や、仕事の関係を考えながら、1つ試して頂いて、自分の生活リズムにぴったりの方法に改良を重ねることで、最高の集中力を引き出すキッカケになるんではないかと思います。そして、自分の体に馴染んだなの思ったらまた新しい方法を試して頂けたらなぁと思います。
読んでいただきありがとうございました。
<参考>
メンタリストDaigo著:自分を操る超集中力
サントリーウェルネスオンライン:集中力が続かない!?集中力を維持して物事に取り組むための方法と生活習慣
STUDY HACKER:集中できないのは休憩が足りないから。お手軽「脳のリフレッシュ方法」3つ教えます
タウンワークマガジン:集中力の限界は90分? 集中できないときに試したい効果的な休憩方法と勉強法
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