FRBとは何か?利上げとはどういう意味なのか?するとどうなるのか?

みなさんは、ニュースを見ている中で、「アメリカのFRBが・・・」なんて話題を耳にしたことはないでしょうか?また、「FRBが〇%の利上げを決行」なんてニュースを見た方もいるかと思います。

今回は言われてもピンとこないFRBや利上げについて書いていこうと思います。

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FRBとは

FRBは「The Federal Reserve Board」の略称で、日本語では連邦準備理事会とも呼ばれています。

日本における日本銀行にあたる組織で、アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関です。連邦準備理事会は7名の理事から構成されています。

また、FRBでは金融政策の最高意思決定機関のFOMC(連邦公開市場委員会)によって会合が定期的に開催されます。ここでアメリカの金利・為替レートの誘導など、金融政策のなかでも公開市場操作の方針を決定しています。

中央銀行とは

中央銀行とは、国家の金融機関の中枢の機関です。日本における中央銀行は日本銀行であり、「物価の安定」と「金融システムの安定」を目標としています。

中央銀行はその国や地域で通貨として利用される銀行券を発行し、市中銀行(一般人からお金を預かって、事業者に貸す、よく見るタイプの銀行)には預金の受け入れや資金を貸し出す最後の貸し手(銀行の銀行)となり、さらに政府の資金管理(政府の銀行)としても機能しています。

その他様々な業務を日夜頑張っておられる日本銀行についてさらに詳しく知りたい場合はコチラを見てみてください。

利上げとは

利上げとは、中央銀行が政策金利の目標を引き上げることを指します。逆に引き下げることを利下げと呼びます。

ちなみに政策金利とは中央銀行が設定する短期的な誘導目標金利のこと。

景気が良くなってくると、社会全体でお金が回り経済が発展します。しかしそうなると、景気が過熱気味になる傾向があり、物価が継続的に上昇するインフレが「このまま加速するのではないか?」という懸念も強まっていきます。

そんな時にこのような動きを抑え、金融を引き締める目的で利上げが行われます。

先に書いた通り、利上げを行うと、金利が上昇します。

するとどうなるのか? 企業は事業や投資を行うために銀行から借り入れようとしますが、負担額が増加するので、借りることを控えるようになります。
企業の成長が鈍くなると、個人も消費意欲が減少し、インフレが過剰に進むことをおさえられるというわけです。

FRBの利上げによって生じる日本への影響とは

以前こちらの記事で、

アメリカと日本の経済関係について触れましたので、軽くおさらい程度に。

そもそもに国際間取引の中心はドルで、外国為替取引の約40%を占めています。そんな中日本は輸出の約50%輸入の約70%がドル建てで行っているため、アメリカ経済の変化が日本に影響しやすい状態です。

なので利上げが行われると、アメリカで物があまり売れなくなるので、輸出産業にダメージが生じると予想されます。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はFRBと利上げについて書いてきました。

経済がわかればニュースの見方も変わっていくと思いますし、もっと各国の状況を理解できて深い洞察が出来るようになると思います。今回がそんな足掛かりになれば幸いです。

ではまた。。。

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